ジョイ石井という名前を聞いたことありますか?
土曜日にその、ジョイ石井さんが講演をするから聞いてみない?と友人に誘われて興味本位で話を聞きに東京へ出かけてきました。
僕はジョイ石井さんの事を数週間前まで全く知らなかったのですが、ジョイ石井さんは18冊の著書があり、企業経営者やスポーツ選手・政治家・アーティストなどの有名人を顧客にもち、最近テレビなどメディアへの露出も増えているという、カウンセラーです。
公式サイトはコチラ>http://www.joyishii.com/
そのジョイ石井さんがクライアントを導く時に使う方法、これが「イメージング」です。
ジョイ石井さんはこの「イメージング」を従来の「イメージトレーニング」と分ける意味で「イメージングメソッド」と表現するのですが、本を読み、講演を聴いた僕の解釈で説明すると、「イメージトレーニング」は、これから自分が現実に行なおうと思っている事を想像して見ること。
これは「ネガティブ」になってしまう可能性もあるので、あくまでも「ポジティブ」なイメージをつなげて行くことになります。
一方、ジョイ石井さんの勧める「イメージングメソッド」は、「よい結果を手に入れた状態」をイメージすること、です。つまり、細かな過程はひとまず置いて、その結果として自分が手に入れたいと思っている状態をイメージするのです。
「イメージトレーニング」と「イメージングメソッド」の違い、お判りでしょうか?
例えば自分が会議で企画の発表会をやる事になった場合、
「イメージトレーニング」では、「まず、みんなの前に立って笑顔を作りながら、こんな挨拶をして拍手をもらったところで、レジュメの説明に入り・・・。」と想像してみるわけです。つまりイメージの中でシミュレーションをする訳ですね。
「イメージングメソッド」では、その会議が終わり企画を聞いていた役員や上司がアナタやアナタの発表した企画を認め、あなたに笑顔を向けて賛辞を贈られる場面をイメージするのです。
どちらも、とってもポジティブで良いことなんですが「イメージトレーニング」にはひとつ大きな問題があります。それは?
そう。イメージの中でどんなに細かな部分までシミュレーションをしても、現実はその通りに行くとは限らない、と言うことなんです。
最初に笑顔を作るはずが、緊張して顔が強ばってしまったら?挨拶の後でもらえるはずの拍手がもらえなかったら?
その都度「イメージトレーニング」と違う現実に冷や汗をかきながら、対応していくあなたは、はっきり言ってパニック寸前になってしまうことでしょう。
逆にジョイ石井さんの言う「イメージングメソッド」では、細かな行動は抜きにして「成功した場面」を思い描くのですから、そのイメージが頭に定着していると、言動や立ち居振る舞いに自信が表れます。
もちろん、企画の発表であればその企画の良し悪しや判断する人との相性もありますから必ずしもイメージしたとおりの結果になるとは限りません。しかし、自信を持って企画を発表できることが悪い影響を与えることは、あるでしょうか?
ありませんよね。
今回、ジョイ石井さんの話を聴きに行くことになってからジョイ石井さんの著書を3冊読み、そしてジョイ石井さんの話を聞いた中で、まだまだ解釈としては単純すぎるのかも知れませんが、僕はこの様に受け止めました。そして、とても為になりました。
予備知識が中途半端だと、ついつい先入観を持ってフィルターを掛けてしまいがちですが、ジョイ石井さんに関しては出来るだけ先入観を持たず、ジョイ石井さんの本と話で何が自分の役に立つだろう?と素直に向き合えたことも奏功したようです。
今回の講演ではプレゼントとしてカウンセリングCDをお土産に頂いたので、このCDを聞くのも楽しみです。