11月 072009
マイケル・ジャクソン最後のツアーのリハーサルを映画にした「THIS IS IT」を見て来ました。
MJの熱烈なファンではない僕ですが、世界中をあれだけ熱狂させるMJが最後に遺した作品だと思うと是非見ておこう!と言う気持ちになり、幸い「シネ・プレーゴ」でも上映していたので「沈まぬ太陽」を見る予定を順延しての鑑賞でした。
当初はMJのメジャーな曲を聴きながら、MJの最期を目に焼き付ける事ができれば良い、くらいの気持ちだったのですが、見に行ってとても良かったです。
露出が減ってからのMJは本当に色々なゴシップで世界中のメディアの注目を浴びてきたと言う印象があります。刑事裁判の被告になったことすらあったのではないでしょうか?
でも、今回この「THIS IS IT」を見て、それがMJ寄りの監督が制作したものであっても、そのリハーサル風景を見て、MJの口からでる台詞を聞き、MJの姿勢から伝わってくる雰囲気を感じていると、何となくその本質となる問題が見えてくるような気がしました。MJは信じられる存在である気が、僕にはしました。
MJの大きさや優しさ、そして繊細さがとても暖かく伝わってくる、そしてMJが周囲に常に語っていたのだと思われる強いメッセージも感じることが出来たと思います。
映画の最期に伝えられるメッセージから、「誰か」ではなく「自分」が出来ることを、自分の責任として行動して行くべき時が来ているのだなぁと静かに思いながら、シネ・プレーゴを後にしました。
ありがとう、マイケル・ジャクソン。
そして、さようなら。